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「雪は翌日の昼にやんだが、その雪も家々も、いたち川も、鉛色の鈍い光の中に沈んでいた。」
宮本輝の「天の夜曲」の一説です。 この人の小説はいつも映像として記憶に残るフレーズが多くあります。蛍川や泥の河もそうですが、読みながら頭の中にその風景が自然と浮かんでくるような、流れるような、美しい文章を書く人だと思います。 で、この「天の夜曲」は先日、また読書癖が目を覚まして何か読みたくて仕方が無くなり、本屋さんで買ったものなのですが、こんなにきれいなタイトルにもかかわらず、以前に読んだことをすっかり忘れてしまっていたのです。 これは「流転の海」というとてつもなく長い小説の第4部で、このあとまだ2巻も書くつもりらしいのですが、本屋さんで、「やっと次が出たか」とおもって迷わず買ってしまい、序盤の一説を読んで「あ、コレ読んだわ」と気づいたのでした。まったく、映画ではこんなことはしょっちゅうですが、ついに本まで記憶から消えつつあるのか、と思ったらなんだか情けなくなりました。 ま、何度読んでも優れた作品はおもしろいから良いのですが。 でも、このところ本を集中的に読んだおかげで、案の定極度の肩こりに襲われてしまいました。読書はやっぱり自粛しなければいけません。まったく厄介な体です。
by yoshiko0817
| 2008-03-06 23:28
| 徒然なるままに
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